空想は小説より奇なり

自作小説の連載です 立ち読み大歓迎です
その気になれば細分化も可能
我が地元駅前からマーケットがなくなってから、かれこれ30年ほど経つのだろうか?

魚屋に八百屋は勿論、金物屋と洋品店に電気屋。
その他はお菓子屋など、日常生活に必要なものがすべて手に入るマーケットでした。
そこにはトリスバーもあり、少し離れたところは商店街で、酒屋とかタバコ屋に文房具店など、とにかく何ひとつとして不自由することのない街でした。
一膳飯屋に寿司屋、日本蕎麦に中華料理店。そして豆腐の専門店などなど。

そういった店が一軒消えていくと、連鎖反応を起こし、瞬く間に消えてしまいました。
それまではマンションなどなく、ほとんどが一軒家でアパートなどはモルタルの古いもので、その住人達も入れ替わりが少なく地元意識も強かったようです。
それが今では乱立するマンションなどの住民が多くなり、そのおかげで一軒家が少なくなったこともあり、昼間の人口が極端に少ない。
日中など歩いている人は極めて少なく、商売をするには厳しい環境という土地柄です。

それでも、5年程前にはampmができ、そしてサンクスも出店しました。
ampmはその後、閉店の憂き目に遭っています。
オーナーとその家族がやってるときはよかったんですが、閉店する1年ほど前の使用人ときたら、客に対して「いらっしゃいませ」ではなく、「いらっしゃい」という図体がでかく目つきの悪い男でした。
挙句には、店を出た途端に唾をあっちこっちで吐くという悪態。
これでは潰れてもしょうがないでしょう。
サンクスができたから閉店というのは、原因にならないと思います。
いっぽうのサンクスは元が酒屋で、オーナーも代々そこで商売をしてたということもあり、まずまずの盛況です。

そういうところにイオングループの「まいばすけっと」が出店してきたんです。
まだ「まいばすけっと」の知名度は低いようですが、この店舗スタイルはコンビニとスーパーのいいところ取りをして融合させた感じです。
生鮮食品はコンビにより安く、弁当やパンなどはコンビニ並みの売価です。
今日といっても昨日になりますが、とにかく大入りの盛況でした。

その「まいばすけっと」からわずか10mほど離れたところに、マーケットがなくなった後でも菓子類と煙草を販売してるお店があります。
煙草はタスポの導入で自販機での売れ行きは大打撃を被りそうだし、菓子類は「まいばすけっと」とサンクスで買う人が多いでしょう。
この煙草屋の主は所ジョージに似た顔をしてて人柄がいいんですよ。
わずか5坪ほどの店内は薄暗いし商品の数もほんのわずかなので、今後の成り行きが心配です。
サンクスも安穏としてはいられないですね。
なにしろ、まいばすけっとは駅前に位置してて、午前7時から深夜12時までの営業だし、売上げは相当落ち込むでしょう。

さて、なぜここで「まいばすけっと」のことを取り上げたかといえば、ここで連載してる「風越峠」に登場する喜左衛門や田舎っぺという店舗。
あくまでフィクションですが、このふたつの店は「まいばすけっと」に近いイメージだからです。
「まいばすけっと」に「ミニストップ」のイートインコーナーを設けたのが喜左衛門や田舎っぺなのです。
それも今風のモダンな店舗ではなく、田舎の町屋造りで、極端な言い方をすれば、日本蕎麦屋に雑貨などを置いたのが田舎っぺでああり、それを少し凝らしたのが喜左衛門です。
「風越峠」は地方を舞台にしてるので、どこにでもある町屋を店舗に改造したという設定になってます。
「まいばすけっと」の出店にかこつけて、我が創作小説の「風越峠」のPRをしてるようで恐縮ですが、そんなイメージを持って読み進めていただけたらと願う次第です。

閑話休題

我が街からマーケットがなくなってから30年。
生活様式もこの間にめまぐるしい変化を遂げています。
マーケットがなくなったからといって郷愁にしたってばかりでは生きていけない世の中になりつつあります。
それでも、私は「三丁目の夕日」のような時代に戻って欲しいと思うのです。
それはライフスタイルだけでなく、地元に息づく人間が多かったことへの憧憬です。

マンションの住民だけでなく、個人宅でさえ町内会への入会をしない人が多く、近所の連帯意識などかけらも感じられません。
挨拶を交わすのは、戦前から住んでる古い住民同士だけです。
ごみ出しのルールを守らないのはマンションの住民で、生ごみを深夜に出してはカラスが漁って散らかり放題です。
携帯電話が通じないからと私道で、それも夜遅く話してる者もいます。
これもマンションやアパートの住人です。
こういう連中に文句をいえば、マンションと違って無防備な我が家が、嫌がらせを受けるのは必死です。
彼らは2年毎の更新でたいがいはこの地を去って行くのです。
それで我慢してるのですが、それだからこそ、「三丁目の夕日」の時代に戻って欲しいと思うのです。

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スレッドテーマ:政治・経済 これからの日本
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コメント
この記事へのコメント
アガタ・リョウ 2008/07/05(土) 16:58 ID:-
 本当にそうですね。人間って奴は黙っていると、益々縁遠くなる生き物の様です。私の中には、独り癖が色濃く残っているんですが、ある時から言葉を多発する事も、人間娑婆サービスと考える風に為れました。日本人が日本語で喋るのですから、口さえ開けば、その場の空気は和むものだと思います。
 然しながら、他人の口は、此方が黙っていれば、閉じられたままに終わってしまいます。人間一皮向けば、皆独り・・・ 独りが淋しければ、言葉・行為を交わせば、相手も人間です。世知辛いと敬遠しているよりも、<この世は、所詮、有限の世界。一過性の積み重ね>と、割り切ってしまえば、それなりの好人物に出会えるのに・・・勿体無い限りです。
 昔と違って、小利口者ばかりが幅を利かせて、世間を狭くしているばかりの感じがします。まともな利口者は、その分も引き受けなければ為らないのでしょうね。『三丁目の夕日』を皆、心の底では願っているのに、馬鹿の一歩が踏み出せないで居る。人間が無機質動物に<変心>してしまったら、もう手の施しようの無い<鼻摘み物>に転げ落ちてしまうのに、それに気付いていない。

 本日は、じっとしているだけで、毛穴を塞がれる様な蒸し暑さです。
挨拶が基本ですが・・・ dejavuewords 2008/07/05(土) 17:23 ID:hdScUxTA
見知らぬ者同士がコミュニケーションをとるには挨拶抜きにできないでしょう・・・
その挨拶は勿論のこと、自己中心で勝手な行為ばかりしてる者が多いです。
自分がここでは古参だからというのではなく、余所へ行ったときなど挨拶はしてきたものですが・・・
旅の恥は書き捨てと同様な感覚で、気楽な者が多すぎです。
PCの復活、おめでとうございます。
トレビアン・西 2008/07/05(土) 17:30 ID:9B64OxmM
こんにちは。リンクありがとうございます。有り難いです。これからも宜しくお願いしますm(__)m
こちらこそよろしくです dejavuewords 2008/07/05(土) 17:43 ID:hdScUxTA
ハリハリ鍋のことも書いて下さいな〜〜〜
それに蕎麦の「おめん」のことなども・・・
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