空想は小説より奇なり

自作小説の連載です 立ち読み大歓迎です
その気になれば細分化も可能
2 衣食足りて礼節を知る
 
 村井春樹は田舎っぺを野瀬健太郎に任せている。その野瀬がが田舎っぺの社長に就任して一年が過ぎた。
 この間に野瀬は物流の後方支援を充実させることに苦心していた。全国各地に点在する七百余りの店舗に商品を提供するのは、思ったより大変なことだった。
 田舎っぺで扱う食材は焼鳥、ホットドッグ、ハンバーガーにおでんなど、ほとんどが肉と野菜だった。これを田舎っぺ本部が他の多くのコンビニやスーパーがやってるように自社の物流設備を確保し、それを各店舗に配送するとなれば赤字になってしまう。いくら七百店舗で食材の取り扱い量が多いといえども、売価が安すぎるからだ。それでどうしたかといえば、各地で安くて新鮮な食材を提供してくれる業者を探した。それはネットであらかたの情報を仕入れ、営業社員を現地へ行かせて交渉させた。その結果店舗の経営者自らが取りに行くということで、仕入れコストを切り詰めさせた。他には、じかに取引してくれるメーカーの開拓だった。
 そういう野瀬の苦労があってか、去年の純益は二億円を越えた。
「たいしたもんだよ」
「野菜はほとんどが各店舗で調達してるんで、大して儲けはないけどな」
「それでいいんだ。ほとんどが地方で新鮮なものが安く手に入る。それを田舎っぺが売らんがための商売したら、皆からそっぽを向かれる。オーナー達が独自に仕入れできるなら、それに越したことはないな」
 田舎のことだから近くには農家があるだろう。そこでは出荷できない野菜が捨てられるか、無人売店で一山百円ぐらいで売るしかない。そういうものを手に入れておでんにしたり調理パンの添え物にすることは、農家にとっても利益に繋がり一挙両得ということになる。
「で、今は魚を商品にしようって、皆と考えてる」
「海沿いならいいけど、山国はなかなか難しいだろうな」
「あんなに安かった鰯が高級魚になったしな」
「何かいい方法がないか、俺も考えとく」
 春樹は野瀬の報告を受けた後、酒を飲みにさらし野へ行った。
「二人揃ってなんて珍しいわね」
「まだそんなに目立たないな」
「三ヶ月ちょっとだし」
「それにしてもさ、浩二と、いつどういうふうにして、こんなことになったのか聞きたいもんだ」
「やーね。村井君ったら」
「俺も聞きたいよ」
「いいじゃないの、そんなこと」
 梅雨を思わせるようなじめじめした陽気が続き、由紀は水浅葱にピンクの朝顔をあしらった縮緬の浴衣を着ている。後ろ髪をアップにしたうなじから背中にかけては、肌が大きく露出していた。その彼女がカウンター越しで客に酌をすれば、ほのかな化粧の匂いが漂う。そればかりか大きな胸元が開き、そちらに目を奪われそうになる。
「浩二の奴。由紀のこの色気に参ったんだろうな」
「おかしなこといわないでよ」
「由紀は昔から大人びて色っぽかったからな。俺だって、村井がいなきゃ付き合いたかったよ」
「なにいってんだかね、二人とも」
「美味いな。鯵か?」
「そうよ。千葉の漁師料理でナメロウっていうの」
「刺身をみじん切りにして味噌で味付けか・・・。これにちょっとつなぎの小麦を入れて、つくねにして焼いてみてくれないか」
 由紀は大葉とネギを細切れにして混ぜたものと鯵だけのもの。それに椎茸を合わせた物と三種類焼いた。
「これならいけるな」
「うん。合わせるもので味はかなり変わるけど、焼き方しだいでジューシーにもなるし」
「焼鳥みたいにするのもいいけど、ハンバーガーのパテにもなるぞ」
 春樹の思いつきに、野瀬が頷いた。
「やっぱり、俺と村井とでは物の見方が違うっていうか、観察眼が凄いよ」
「何の話?」
「田舎っぺで魚をつかって何かできないかってことだ」
「へー。飲みに来てるっていうのに、二人とも商売熱心なこと」
「そんなことないけど・・・。ただ、どうしても仕事に結びつけちゃうっていうか・・・。悲しい性格だよな、俺って」
「四つ児じゃなきゃ、まだ甘い新婚生活なのに、可哀想なもんだ」
「だろう。俺って、ついてないよな」
「なにいってんのよ。四十過ぎてから、あんなに若くて美人の奥さんもらっておきながら。そんなこというと、罰あたるからね。こんなおじさんと一緒になった奥さんのが、よっぽどついてないわよ」
「ひでぇーいいかた。俺の息抜きはここしかないっていうのに」
「奥さんは息抜きなんてしてないんじゃないの?それなのに、全部奥さんに押し付けて、自分は息抜きなんて、ずるいよ」
 由紀がいうほど、春樹は女房に何もかも押し付けてはいない。子供達を風呂に入れるのは彼がやっていたし、オムツの交換もした。時にはミルクをつくったりもしていたが、酒を飲みに来て、そんな私生活の細部を話す気にもなれない。それで、彼女にいわせ放題にしている。
「それはいいすぎだな。由紀だって、村井の仕事熱心さは知ってるはずだ。いや、仕事だけじゃなく、何でも真面目だ」
「そうだけどさ、たまには奥さん孝行してあげなさい、ってこと」
 
 さらし野から戻った春樹は子供達の寝顔に目を細めている。
「あまりお酒の息、吹きかけないで」
「そうだったな」
「まだ飲み足りないんじゃないの?」
「そうだな。一緒に冷酒でも飲もうか」
「そうね」
 二人が結婚して二年半。
酒を注ぐ景子の手は、洗濯や店の荒いものなどで脂っけがぬけて皺が多くなっていた。
「来月は誕生日だな」
「うん。もう三十になるのね。早いな」
「もうじゃなくて、まだ、三十だよ」
「ものはいいようね」
「そうか?誕生日には新婚旅行しよう」
「行きたいけど、子供達がいて大変だし・・・。もう少し大きくなってからでいいわよ」
「今しかできないことがある。先延ばししてると、今できることもできないんだって」
「何?今しかできないことって」
「旅行じゃないか」
「だから、この子達を連れて旅行することがどれだけ大変だか、分かるでしょう」
「二人っていうのは、楽しいことは二倍。辛いことや大変なことは半分になる」
「理屈はそうだけど」
 春樹は旅に出たかった。
 景子と知り合ってから一緒に行ったのは、田舎っぺを立ち上げて視察を兼ねて新潟や福島などだが、旅行には程遠いものだった。子連れで新婚気分は薄れるだろうが、それでもどこかに行きたいと思う春樹だった。
 風呂上りの景子の顔といい首筋。それに手の甲までが赤く染まっている。その彼女の肌に久しぶりに触れた春樹は、何もかも忘れて一心不乱になった。彼女も子供達が起きるのではないかという心配をよそに、半狂乱の嗚咽にわなないた。
 景子はシャワーを浴びるとすぐに寝たが、春樹は湯舟の中にビールを持ち込んでいる。
 金はある。気立てがよくて美人の女房もいる。さっきのように、毎晩歓喜の海に漕ぎ出すこともできるだろう。いや、それはしてきてたが、さすがに毎日というのは気がひけた。ひけすぎて、今夜は二ヵ月ぶりだっただろうか?
 それはともかく、何かが足りない気がしてしょうがない。夫婦とか家族なんて、所詮こんなものなのかもしれないが、これでは独りでいるときと、心情的に変化がないように思えてしかたのない春樹だった。たまに外で酒を飲むとしても、梶山や野瀬で顔ぶれはいつも同じだった。飲みながら馬鹿話もするが、仕事の話になることが多かった。
 これが夫婦の倦怠期って奴か?否、そうじゃない。俺自身の倦怠期なんだ。
 春樹は飲み足りないビールをさらに持ってきては、寝るような格好で湯船につかりながら飲んだ。
 
 万三郎は何とか三科暢を説き伏せ、町の提示額で土地を売却した。そして、町営住宅予定地だった風越字小椋の山林五反を格安で手に入れた。
「それにしても、あの三科がよく手放したもんだね」
「三千万のうち二千万やるからっていったんだ。俺が三反であいつは一反だろ。いくら強欲な奴でも、俺がこれだけ泣くんだから、あいつだって折れるしかないだろ」
「へー。それにしても叔父さん。あんな山奥で何する気なの?」
「これといってどうこうする気はないけど、今のところから逃げ出したいだけだった。昔を知ってる人間なら誰でもそうだろうが、あそこは、あまりにも変わりすぎた」
 万三郎は遠海町役場から少し離れたところで農業を営んでいた。
 村井万吉は五人兄妹の総領として蕎麦や白菜の栽培を両親とやっていたが、戦争が終わってみれば弟二人は戦死し、田畑は荒れ放題で農家としてやっていく気になれなかった。それでも万三郎は両親と万吉から引き継いだ三町の田畑を蘇らせようと必死だった。土を掘り返して肥料を撒き、何とか収穫できるようになったのは昭和三十五年頃だった。このとき、両親は戦争の苦労で長生きすることなく息絶え、妹は九州へ嫁ぎ、身近な親族は万吉一人だけとなった。その万吉は風越駅前で萬屋を始めていた。
 万吉はこれからは農家じゃ食っていけないとよくいっていたが、万三郎は土いじりが好きだった。種を撒けばやがては芽を出し成長していく。収穫するまでは大変な労力だが、そういった日々の過程を見ているのがなんともいえず好きだった。まるで我が子を育てている感じなのだろう。実際、彼は三人の子を儲けたが皆女ばかりで、それも今では孫もいる。妻は既に他界し、悠々自適な暮らしとまではいかないが、これまでに田畑を切り売りしてきた金もあり、自分一人が生きていくには十分すぎる蓄えがあった。だが、腹違いの暢に無心され、それも今では二千万ほどしか残ってない。
 池田隼人から田中角栄内閣までの高度成長期時代。農業は手作業から機械に変わり格段の進歩を遂げたものの、万三郎は相変わらず昔ながらの有機肥料栽培に固執していた。鶏糞や人糞を撒けば、建て込んできた住宅から苦情が出るという塩梅だった。やむを得ず化学肥料に切り替え、作付面積も縮小してわずかばかりの耕地を持っていたが、周りの沿道にはビルも建ち始め、農業を続ける環境ではなかったし、彼自身の体力も衰えてその意志も弱くなっていた。
 人間六十も半ばを過ぎれば、いい加減厭になってくるというものだ。自給自足ではないが、自分が食べる分だけの作物を耕しているそばで、ストリップ小屋やパチンコ屋の宣伝カーが通って行く。兄の万吉と違い生真面目な万三郎はそういうのが耳障りで、時には鍬を投げつけてやりたくなる性分だった。
 
その彼が山林を切り開いて住みたいという気持ちは、春樹にもよく分かる。
「今、どこの地方でもそうだが小さい子供が少なくて学校が廃校になってる。それで、里親になってだ、風越の役に立とうかなんて分不相応なことも考えるんだがな・・・」
「叔父さんらしいや。山村留学か・・・」
「あー。それだ」
「皆が春樹みたいに子沢山なら風越の分校も心配ないが、ここだって子供の数は増えないしな」
 平成の市町村大合併。そして文部科学省による公立学校の統廃合により、風越でも小学校と中学校が一緒にされたばかりだった。それでも児童数は三十人にも満たず、廃校になるのは目に見えていた。
「無学だったから畑やるしかなかったが、これからは農業だって馬鹿じゃできない」
「馬鹿じゃできない・・・」
 春樹は万三郎の言葉を鸚鵡返しで呟いた。
 そこに梶山夫婦が訪ねて来た。
「どうしたんだい?こんな時間に一緒に来るなんて」
「ゴールデンウイークが終わったらさっぱりで」
「そういうときもあるって」
「ちょっと旅行でもしようと思って」
「いいねぇ。行ってくればいい」
「あなたも行きたいのよね」
「お前が行きたくないっていうんなら、しょうがないだろう」
「行きたくない訳じゃないけど、子供四人もいたら疲れるだけでしょう」
「それはそうですよね」
「で、どこへ行くんだい?」
「波流美が前に行った九州がいいっていうんで」
「別府なんだけど、安くていい湯治宿なんですよ。そこで、旅館の勉強も兼ねて」
「いいじゃないか。ま、ゆっくりしてきなよ」
「別府なら俺の妹がいる」
「そうでしたか。それなら、何か言付けでもしてきましょうか」
「や、あんたらは夫婦水入らずで楽しむがいい。こっちは改めて行くとするし。ただ、ひとつだけ頼んでいいかな」
「何ですか?」
「別府から由布院のほうに行けばかなりの田舎だ。そこらの学校がどういう状況だか見てもらえればと思ってな。ま、写真でも撮ってきてくれりゃ有難いがな。あっちまで足を伸ばせばの話で、無理に行かんでもいいし」
「分かりました。写真ならたくさん撮ってきますよ」
「ついででいいから」
 万三郎がそういって帰った後、春樹は山村留学のことをそれとなく梶山に話した。
 
 さらし野で食べた鯵のナメロウを商品化するため、野瀬は千葉県の九十九里に出向いて色々調べた。調理はいたって簡単で、切り身を包丁で叩いてみじん切りにし、それに大葉やネギと味噌や醤油と味醂で合わせるだけだった。さらに、それを焼いたものがサンガということも知った。
 漁業組合が紹介してくれたのは廃校を利用した翔蛍庵という宿だった。
「懐かしい。木造校舎なんて、いまだにあるのね」
 野瀬の妻である結衣は、下駄箱からスリッパを出しながら感激していった。 岐阜育ちの彼女は木造校舎で学んでいたのだ。
「泉や遠海にもなかったな」
「そうよね。子供達は皆鉄筋コンクリートの学校だったし」
 廃校になってまだ間がないのか、通された教室の机や壁などに残されている落書きが新しい。窓際を仕切ったところが客室で、ガラス窓が風で揺れている。そこからは校庭が見え、暮れなずむ空にドボルザークの新世界が響き渡っているような気配だった。
 野瀬は小学校時代を思い出しながら、鉄棒やシーソーなどの遊具を見つめている。
「ここに通ってた子供達は、今何してるんだろうな」
「漁師や農家が多いんじゃないかしら。それに都会に出て、サラリーマンやってる人もいるかもしれないわね」
「ここで仕事してるほうが幸せだと思うけど、そうもいかない事情ってもんがあるし」
 夕食は玄関脇の中庭でバーベキューだった。鰯や鯵だけでなく鯛の塩釜焼きに、もちろんナメロウにサンガ焼きもあった。それだけでなく、安く入手できたといって、鮑も焼いてくれた。
「七千円でこんなに出してくれていいんですか?」
「魚は地元で安いから、お客さんはそんな心配しなくて大丈夫ですよ」
「それにしても新鮮で美味しい」
「山梨じゃ海がないから、こんな美味い魚はそう手には入らないでしょうね」
「えー。川魚ばかりで」
「岩魚や山女ですね。渓流魚もよほど山奥に入らないと、なかなか釣れんでしょうな」
「鱒なら養殖ものがけっこう釣れますけどね」
「それじゃ味がないし。魚っていうのは、プランクトンや海草を食べてるからこそ、私達の口に入って旨味がある。養殖ものには、それがないんじゃないですかね。鯛やハマチにしてもそうだけど。日本の魚介類の二十五パーセントは養殖だっていうし、漁業も変わったもんですよ」
「ここにはどれぐらいの生徒がいたんですか?」
昭和三十年代のときは三百人ぐらいいたけど、その後は減る一方で、廃校間際のときは二十人足らずでした。二百海里問題やオイルショック。漁師も年々減っていくし、農家だって減反でやめる者も多くてね」
 宿の主は漁協を退職した六十歳代の男で、町から業務委託を受けているという。人のよさそうな主夫婦は話しながらも、一組しかいない野瀬夫婦に酌をした。そして、食後は裏の田圃に現れる蛍を見に連れて行った。
 野瀬は帰路で、妻に魚で何かいい料理ができるか聞いていた。そして、帰宅後は結衣に早速いくつか試作させたが、知名度の高いサンガを串焼きとホットドッグとして商品化することにした。
 その夫婦の元に手紙が届いた。差出人は廃校の宿翔螢庵からだった。
 内容は、結衣が撮影した翔螢庵や付近の画像をメールで送ったことに対する礼状で、拙いホームページに花が咲いたようで有難いものだと書かれていた。その翌日には味醂干しまで届けてきた。これには結衣も吃驚し、メールでは失礼だとばかりに礼状を添えてワカサギの佃煮を送った。
 そんなことを野瀬が喜左衛門に行って話すと、万三郎が衣食足りて礼節を知るだなといった。
「俺だよ。それをいうなら、俺のことだよ」
「確かに、春樹もそうだな。爺さん婆さん達に弁当配ってるしな。俺もお前に負けずにやらんと」
 万三郎は蕎麦湯で焼酎を飲んでいる。揚げ出し豆腐をつまむ手と顔は赤銅色で皺が多いが、健康そのものといった風体だった。
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Re: 風越峠 吹雪編 第2章 衣食足りて礼節を知る アガタ・リョウ 2008/05/25(日) 19:32 ID:-
 風越峠・第二部が、外郭を見せ始めましたね。バラバラな形で、時代の置き忘れ物が声を上げている日本・日本人。食を繋ぎに、農業・水産業・流通・地域が、21Cに、如何に有機的に再構築出来るか・・・<衣食足りて礼節を知る>の現代版が、愈々始まりますね。

 荒廃の進む現代にあって、時代の不合理・不条理を自覚する精神を、衣食足りてに置き換え、多分自然への人間らしさを、礼節に置き換えて、個人・家族・職場・グループ・社会の再構築に向けて、風越峠・第二部の人間群像が歩を踏み出す。そこには、青年ではない経験と常識を持った壮年・中年・老人達の落ち着いた歩みが、想定されているのでしょう。先の長い大変な構成が存在している筈です。

 構想の大きさに、頭が下がります。然し、それ無しでは現在の日本と日本人を描く事が叶いません。始まった長丁場、無理をせずに・・・

 読むのは簡単ですが、書き手のエネルギーたるや、大変な消耗です。私には、拍手を送る事しか出来ません。
図星を差されました dejavuewords 2008/05/25(日) 21:18 ID:hdScUxTA
風越峠という媒体?を通して、小生は嘗てシャカリキに記事を投稿していた「憧憬」というブログの捌け口にしているのかもしれません。
というのはそのブログを見れば一目瞭然なのですが、はっきりいって不平分子の申し子のような投稿ばかりでした。
でも、それを記事にするにも相当なエネルギーを要していました。しかし、小生のそんなブログよりはるかに秀でた時事問題をテーマにしてるブログは星の数ほどあります。
そこで考えたのが、小説という手段で、自分の主義主張を表現することでした。
それでも、一応はエンターティメント性をもたせてるつもりですが、こればかりは読み手の感性なのでなんとも分かりません。
「風越峠」で言いたいことは、アガタさんがお察しの通り現代社会の歪です。
「空想は小説より奇なり」という小説のブログでいきなりこういったテーマで書くのはどうかと思いましたが、小泉内閣のいい加減な改悪で、日本は暗黒の世界に突進してしまい、それを如何ともしがたい小生のやり場のない心情を小説という形で表現したくて溜まりませんでした。単なる批判するブログではインパクトが薄いと思ったからです。
ごく少数ではありますが、小生のそういった気持ちを理解していただける方が何人かでもいることに、有難き幸せと思っている次第です。
いつも、コメントを有難うございます。
こちらとしても諸般の事情で時間がなく、あれば執筆に粉骨砕身していますし、アガタさんのブログへコメントしたいこともあるのですが、今は通りすがりとして傍観させていただく我侭をお許し下さればと思います。
それでは、新緑の時期を謳歌して下さい。
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このブログは主に自作小説の掲載です。
気楽に読める大人の小説を目指しています。
立ち読み大歓迎です。
たまに山や旅の写真の紹介もします。
ここで連載して完成したものは 一部手直しと校正し、リンクの「夢想国師」に 上梓しています。
ご愛読いただける方はそちらへいらしていただければと思います。

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