空想は小説より奇なり

自作小説の連載です 立ち読み大歓迎です
その気になれば細分化も可能
9時過ぎに寝たら12時に起きてしまった。
うーん。
いくら早起きしなきゃいけないといっても5時の予定なのに、12時じゃいくらなんでも早すぎだろうに・・・
ということで、吉幾三の「津軽平野」とか「雪国」を聞きながらお馴染みのブログを巡回してるうち、益々目が冴えてきてしまった。

今夜のニュースで北海道は旭川のホームレスを取り上げていた。
その男性は商売に失敗し、2年前から川沿いの原っぱでテント生活をしている。
ホームレスといっても彼の場合は100万円の貯金があったので、それで何かと買い出しをしているが1日の食事は1回だという。
コンビニで買ったおにぎりはテントの中でも2時間で硬くなり、そのままでは硬くて口にできず、水をさしておじやにして食べるそうだ。
テントの中は携帯コンロの熱気でいっきに温まるが、消せばあっという間に水蒸気が氷りつき、氷点下15℃まで下がり、外は35℃にもなるという。
その食材を買う金もそろそろ底をつくという。
そうなれば厳寒と共に空腹感にも苛まれることになり、生死にも関わってくるだろう。

それを見ながら、私は焼酎のお湯わりを飲んでは、もうもうと湯気を上げている鳥の水炊きを食べていた。
そんな私は彼に比べればずーっと恵まれているが、それでも、幸せだなどと感じたことはほとんどない。

昨夜、幼馴染のKという男と酒を酌み交わした。
彼は裕福な家の生まれだが、母が早く亡くなり男親の元で育った。
その父親は商売の関係で子供の躾どころではなかったようだ。
さらには元来が無精者のK。
風呂に入るのは気のむいたときだけで、髪は伸び放題。服は着たきり雀で袖口など黒ずんだりしてることも。
そういうことを何度か注意したことはあるが、相も変わらず馬耳東風の彼。
その彼には何度か世話になった経緯もあり、彼が失業したときには仕事を世話したり旅に連れ立ったこともある。
その彼の主食といえばカップ麺だ。
彼は10年ほど前から実家を離れ独り住まいしている。その当時のアパートではガス台もなく、カップ麺といえどもコンビニで湯を入れ、帰ってから食べるといった生活だった。
今ではグレードアップ?したのかアパートにはガス台があるという。だが、ストーブはないので布団に包まって寒さを凌いでいるらしい。

その彼に昨夜、私が図書館で吉幾三のCDを借りまくって聞いていると言い、今度はちあきなおみのを聞きたいと続けた。
すると、彼が彼女のことを絶賛し始めたのである。
特に「黄昏のビギン」がいいという。
この曲は水原弘が歌ったもので、私も好きな歌だ。
ちあきなおみという歌手は元々進駐軍でジャズを歌ってたこともあり、歌謡曲というよりもジャズやシャンソンなどを得意としてたようだ。それどころか、ポルトガルのファドなどもこなす特異の歌い手だ。

私はこのところ齢を重ねる毎に演歌を聴くことが多くなり、日本人の源流を遡っているんだなと実感してると、Kに言った。
彼もそうだと頷く。
だからこそ「三丁目の夕日」を見ては涙を流し、マンネリといわれながらも47作も続いた「男はつらいよ」を見ては笑い転げてきたに違いないとも。

立派な?ワンルームで暮らすK。
厳寒の中でのテント生活のホームレス。
持ち家ながら古住まいの私。

三者三様の冬もそろそろ終わり、春を迎えようとしている。
それぞれの春がどういうものになるのか?
それは個人の頑張り次第といったところだろうか・・・

ただいま、2:10で、残すところ3時間。
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コメント
この記事へのコメント
心何処ーショート アガタ・リョウ 2008/02/26(火) 19:03 ID:-
本日は、昨夜の暴風であばら家が、軋みに軋んで寝付かれず、おまけに風邪気味の体調不良。昼から風邪薬を飲んで、安静睡眠。ラジオからは、シングル・ライフとやらの女流作家女史の癇に障る対談トーク。苛々しながらも聞き終えて、御貴殿のこの稿を拝読。漸く気分が晴れ申した。小説共々、やはり男には、男の語り口・文章が馴染む処でありまする。有難うゴザンス。
飛騨越えの風でしょうか・・・ dorunkon 2008/02/26(火) 19:50 ID:hdScUxTA
コメント有難うございます。
小生の睡眠障害は慢性的なもので、さらに何かが重なるとこの記事の事態に陥ることしばしです。
そういう時は本を読んだり音楽を聴きますが、なかなか寝付けません。
そこで駄文を書きまくるわけですが、間を置いて読み返せば、決まって碌なものではありません。
やはり文というのは神経を研ぎ澄ましながら書くべきだと思うものの、思考能力の低い定めか、その状態でも納得いくものは皆無です。
そんな駄文に馴染んでいただき、恐縮する次第です。

今日の東京は南風が吹き荒れています。
山ではおそらく雪でしょう。
テントや小屋を揺さぶる風が懐かしく思えますが、
貴殿の松本では身を切るような飛騨や日本海からの風ではないでしょうか?
それが家を震わせるとなれば、私のように思い出となっている山での風とは意味が違うでしょうが・・・

冬きたりならば 春遠からじで
自宅近くの桜並木がかすかに色づいているようです。
おやすみなさい! 桜子ちゃん 2008/02/26(火) 22:37 ID:-
dorunkonさん

今日は、眠れそうですか?
お二人の・・・コメント読ませていただきました。
大人の会話ですね?
私は、歳だけとっても頭の中は空っぽ?
・・・そんな、気がして・・・淋しく去ります。
なんて、また遊びにきますよ〜!
大人? dorunkon 2008/02/26(火) 23:06 ID:hdScUxTA
大人になんてなりたくなかったーv-292
大人になったからこそ冠婚葬祭にでなきゃならないし・・・

小さい頃お世話になってた名古屋の叔母が亡くなり、明日はそちらへ行くことに。
名古屋と大阪には身内が多くいますが、皆とは久しぶりに会うので泣いてしまうでしょうね・・・
今までは母が私の代りに行ってましたが、最近では母に変わって私が行くようになってしまった。
いいことでならいいのに・・・
行ってらっしゃい〜! 桜子ちゃん 2008/02/27(水) 18:11 ID:-
だんだん歳を重ねていくにつれて
不祝儀が多くなりますよね?
だんだん・・・知り合いやら、親戚が
遠いところへ・・・、

でも、お母様が、お元気なご様子
羨ましいです。
私は、両親がもういませんので。
淋しいですよ今でも、帰る家がない!
・・・そんな感じです。
では、お気をつけて〜!

あ!歳をとると本当に涙もろくなりますよね?
ただいまー dorunkon 2008/02/28(木) 23:34 ID:hdScUxTA
先ほど帰宅しました。
お通夜、葬儀、初七日に会食後、名古屋名物コーチンを食べて帰ってきました。
美味しかったー
でも、くたくたです(・・,)グスン
桜子ちゃん 2008/02/29(金) 06:12 ID:-
おはよう〜!
お帰りなさい!
行ってきま〜す!
・・・?
いってらっしゃーい dorunkon 2008/02/29(金) 09:40 ID:hdScUxTA
来週から仕切り直しです^^
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