東尋坊の崖に立つ茂幸雄さん
日本テレビ系列の番組 NNNドキュメント「自死救出 東尋坊 命の番人」を見ていました。
内容は福井県の有名観光地である東尋坊で、自殺を図る人を思い留まらせるNPOの茂幸雄さんの日常です。
彼は警察官だった人で定年間際に三国署の副所長となり、東尋坊で年間20人を越える自殺者の多いことを知り、退職後は東尋坊で自らが「心に響くおろしもち」を販売する茶店を開く傍ら、自殺志願者を水際で食い止めている。
茶店の傍らというのは正確ではなく、自殺を思い留まった人に帰りの切符代を用立てたり、電話代、店の家賃などが毎月15万円ほどかかる経費を捻出するための店です。
自殺防止活動をしているそんな彼を、快く思わない者もいるとのこと。
観光地としてのイメージが悪くなるからだろうか・・・
平成19年の日本の自殺者数は警察庁の発表では33093人で、先進諸国ではトップです。
これに行方不明者と変死者などを加算すれば、10万人は軽く越えるだろうと推測されます。
高度経済成長とともに発達したモータリーゼーションで交通事故死者数は増加し、1970年にその数は16765人となり、対策を講じた結果、平成17年には7000人を割り込む結果となりました。
その反面、自殺者数は平成10年から年毎に増加してるというのに、自殺総合対策大綱が平成19年6月にやっと閣議決定されたというお粗末ぶりです。
しかし、茂幸雄さんはNPOとしての実績が浅いということで援助がないとのこと。
彼はこの4年間に300万円を越える赤字を計上し、それが夫婦喧嘩の元となっているらしい。
番組ではその奥さんの顔は見えず、その代わりに彼に共鳴した川越みさ子さんという女性が出ていた。
彼の奥さんは以前日テレのリアルタイムに夫婦で出演したことがあり、そのときに自腹を切ってまでやる必要があるのかといってました。
そういうことで、奥さんとしてはかなり辛い毎日を送っていたのではないかと思われ、それでこの番組に登場しなかったのか、茶店を主人と川越みさ子さんに任せたのかその真偽を知る由もありません。
ですが、この奥さんとしては、一個人が私財を犠牲にしてそこまでするのかという思い。
私にはよく分かります。
スマトラ島でバカンスを楽しんでいたスーパーモデルのペトラ・ネムコバ(Petra Nemcova)は津波に襲われカメラマンの彼氏に助けられたものの、その彼氏が死亡するという惨事に遭った。
その後、彼女は「Happy Hearts Fund」なるボランティア団体を設立し、東南アジアの貧しい国を訪れては活動しています。
日本ではNHKの朝ドラ「こころ」で主演を務めた中越典子さんが、中越沖地震の際にロケ先の現地を励ましに行ってます。
経済的にゆとりのある企業経営者やタレントなどに、もっとこういう活動をして欲しいと思います。
物価高騰で喘いでいる国民が情にほだされ、寄付してしまう24時間番組など、私は嫌いで見ません。
それより、政財界人や稼ぎのあるタレントなどに、寄付行為を募る番組を制作しろといいたいです。
ありゃ、話題がそれそうです。
ブログのアクセス数が少ないと嘆いている皆さん!
そんなことで自殺しようなんて思わないで下さい!
あ、自分のことだ(・・,)グスン
冗談はともかく、死んで花実が咲くものか!
生きてれば必ずいいことがある。
生きたくても病に冒され、命を失っていく者がいるのです。
それを思えば、失恋や借金など、たいした問題ではありませんよ〜〜〜
茂幸雄さんはこういってます。
自殺を思い留まらせても、その人間を受け入れてくれる先がないと。
自殺は個人だけでなく、社会的責任があるとも。
地位、名誉、私財といった欲に駆られている政財界人や、自分さえよければいいと思いながら稼ぎまくってる芸無しタレントや歌手たち。
少しは自殺したくなる者の気持ちを考えたり、茂幸雄さんやPetra Nemcovaの爪の垢でも煎じて飲んだほうがいいのではないでしょうかね・・・
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- 2008/09/15
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コメント一覧
コメント有難うございます
茂幸雄さんは日本テレビで何回か取り上げられ、そのたびに見ていました。
元警察官という職業柄もあるんでしょうが、やはり人柄が自殺防止活動を自腹でやっていると思われます。
24時間チャリティーの趣旨はいいんですが、番組に携わる皆がそういう気持ちで、個人として寄付してるかどうかも疑問です。
それに比べ、海外の著名人はいろんな形でボランティアをしていますね。
そういう風土が日本にも根付いて欲しいと思いますが、大して懐具合がよくない庶民が病院で看護師や案内などのボランティア活動をし、その病院を運営してる経営者や役員たちはいかにして儲けるかを考えている。
この矛盾に物凄く腹が立ちます。
医療制度に問題があるわけですが、人命を預かる機関が無償のボランティアを食い物してるようで、厭な気がしてなりません。
さらに悪いことにはそのボランティアの方たちから登録料を徴収し、それを病院に派遣するという、金儲けのためのNPOがあるという現実です。
そのNPOには自治体から援助金が出てると聞きました。
何をかいわんやです。
そういう現実を受け入れながら、茂幸雄さんは活動してるのです。
この記事を書いたのは、そういう思いがあったからです。
シナトラの It never entered my mind.
直訳すれば私の心にそれは決して入らないですが、
言い換えれば、私はそれを受け入れられないとなり、拡大解釈するなら、私には関係ないとなってしまいます。
元は失恋した女性の心情を歌ってるものですが、なんだか思わせぶりなタイトルです。
シナトラの甘い歌声は女性の心を訴えるように歌っていますが、
厭な世の中になったこういう現実を、拒否してるように受け取れて仕方ありません。
番組を作るお金で
社会に貢献してくれと思っています。
ボランティアで頑張っている人たちにはあまり
ライトは当てられてないようですが散々たる内容をどこぞでぶちまけていた
ボランティアもいたようです。
マラソンを走ってエドはるみが手にするギャラは200万とか300万とか。
そのまま金額をどこかの団体にでも寄付したらいいと思うのですが、
あれこそ大々的なやらせの構図です。
私の場合はひがみやっかみの類でしょう、でももっとやり方があるのではと思います。
本当の気持ちからと思えません。
賑やかに楽しませてあげている、障害者を助けている、そんなことより晒していると感じています。
シナトラを聞かせていただきながら書いていますが、ブラッドピッド夫妻も大きな金額で子供たちの写真の権利を売ったお金を全部寄付していましたね。
一個人が私財をなげうってもその人の生活が成り立たないのなら何にもならないと思うのですが。
でも立派だと思います。
最後まで責任を持つ。何かで読んだことがあります。
その人の死にかかわったなら最後まで責任を持たなければならないと。
助成金を出してあげてほしいですね。
それにしても名前だけの慈善事業が多すぎます。どれが本物か見分ける目も必要ですね。
庶民の良識 狡猾な金持ち
そうですね。
岩崎弥太郎の孫娘さんだかがサンダースホームを開園して孤児を育てたり、宮城まり子さんがねむの木学園をやったり・・・
私財を投げ打って、恵まれない人たちを救済してますね。
でも、現状ではそういった著名人というか資産家の話を聞きません。
富める者は富み、瀕するものは鈍する。
これも、個人の責任だけでなく、社会にもその責任があると思います。
瀕して命を絶とうとしたのかはともかく、そういう人たちを立ち直らせるべく茂幸雄さんは活動してるようです。
それには、やはりお金がかかる。
そんな彼に助成金が出ないという矛盾。
やるせない現実です。
コメント、有難うございました。
まったく、同感です!
こんにちは。「政財界人や稼ぎのあるタレントなどに、寄付行為を募る番組を制作しろといいたいです」は、大賛成です。
昔は、資産家がお金を出して貧しい子供を学校に通わせたり、文化、芸能をバックアップしていました。
それがなんですか、いまの資産家たち。欲に走ってばかり。なげかわしいですね。
お久し振りです
日本は社会奉仕という観念の欠けた人が多いのかもしれません。
そういう中でどんな形であれ、社会貢献というのは素晴らしい行為だと思います。
フリークライミング、見ましたよ。
元、山屋ですから・・・
コメント、有難うございます。
こんにちは。本当にそうですね。私も生活にもう少しゆとりがあれば、社会貢献したいのですが、今は自分の時間の半分だけ社会貢献に使っています。こんなんで良いでしょうか?((+_+))