自作小説の連載です 立ち読み大歓迎です

昨日の記事で少し触れたKとの会話ですが・・・

KはPCを所有していない。
その理由は持っても何もしたいことがないからだという。
そういう彼に私はノートパソコンを無料で進呈するといっても、いらないの一点張りだった。
私の周りにそういう人間は結構いる。でなければ、仕事上仕方なくつかってるだけとか・・・

さて、そのKと或る自費出版社が倒産したことの話題になった。
その出版社は契約内容とは大幅に違うことで何年も前から問題になっていたにも拘らず、なけなしの金をはたいて小説などを自費出版したいという人を欺いていたようです。

そういう人たちにとっては、自分の書いた物をなんとか出版したいという切なる願いがあってのことでしょう。

ここで、私ははたと考えてしまいました。
これだけネットが発達してる状態で、大金を払ってまで出版したいという気持ちが分からないからです。
街中の印刷やに原稿を持ち込めばやってくれるところはあるんですけどね・・・
ま、かといって、自費出版に反対するというわけではありませんよ。あくまで、自分個人の気持ちですから。

自費出版した者がメジャーな出版者の目に留まり、再出版されるものもなかにはあるでしょう。
それらはユニークな視点で見た内容とかで、まず小説といったジャンルは少ないと思います。
ま、今ブームになっている携帯小説などは例外でしょうけど・・・

さて、ブログやホームページには小説をとりあげてるものも少なくはありません。
ただ、ネット上で自分の好みにあった小説を読みたいと思っても、著名な作家は別として、本屋で探すようには簡単には見つからないでしょう。また、ネットでそれらを購入しても本という形としては残りません。形として残しておきたい方は本を買うしかありませんね。
しかし、ただ読めばいということであれば、ネット上でも可能ですよね。

出版業界は大不況だという。
売れる小説といえばほんの一握りの有名作家や、話題になった物しか売れないという。

私自身本は好きで五木寛之、梶山季之、熊王徳平、夏堀正元、花登筐、堀辰雄、丸山健二、宮本輝、武者小路実篤、渡辺淳一など手当たり次第に乱読したことがある。
今の私は別に読みたい物はこれといってないが、強いていうなら歴史小説。池波正太郎とか面白いけど、まだまだほかにも面白い作家はいるようです。
だが、如何せん本の値段が馬鹿高い。
300ページ前後のものは2000円を越えてしまう。単子本の平均単価が1500円ぐらいだろうか?
それも読んで面白ければいいが、つまらなければドブに捨てた感じになってしまう。ということで、図書館に行って借りることになり、本屋で買うことはまずありえない。

それでも急に何か読みたくなる時がある。
そんな時はブログやネットで検索し、一般の方が書いた物を読むことになる。
なかにはストーリーも起承転結もしっかりした物があり、読後感もいい。

そういうことをKに話すが、彼は頑として本として形になってるものを読みたいという。
分からないこともないが、彼が果たして何を読みたいのだろう?
おそらく趣味の類で小説ではないはずだ。
それらが鉄道や旅とか宇宙だと私は知っている。
そういうものを文献として読むのは確かに面白いだろう。

パソコンというのは栞を挟んで持ち出せる本とは違うが、それでもノートパソコンならそれに近い形だろう。
本は買って読むべきだともKはいう。
そうすればその本に対して愛着がわくからだと。
ごもっともだが、パソコンにはお気に入り機能という物があるぞ、といおうとして辞めてしまった。

Kは闇雲にパソコンというものから逃げているからだ。
それもいい。
知らぬが仏でいいというのだから、パソコンの利便性をいくら説明したところで、糠に釘になってしまう。

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9時過ぎに寝たら12時に起きてしまった。
うーん。
いくら早起きしなきゃいけないといっても5時の予定なのに、12時じゃいくらなんでも早すぎだろうに・・・
ということで、吉幾三の「津軽平野」とか「雪国」を聞きながらお馴染みのブログを巡回してるうち、益々目が冴えてきてしまった。

今夜のニュースで北海道は旭川のホームレスを取り上げていた。
その男性は商売に失敗し、2年前から川沿いの原っぱでテント生活をしている。
ホームレスといっても彼の場合は100万円の貯金があったので、それで何かと買い出しをしているが1日の食事は1回だという。
コンビニで買ったおにぎりはテントの中でも2時間で硬くなり、そのままでは硬くて口にできず、水をさしておじやにして食べるそうだ。
テントの中は携帯コンロの熱気でいっきに温まるが、消せばあっという間に水蒸気が氷りつき、氷点下15℃まで下がり、外は35℃にもなるという。
その食材を買う金もそろそろ底をつくという。
そうなれば厳寒と共に空腹感にも苛まれることになり、生死にも関わってくるだろう。

それを見ながら、私は焼酎のお湯わりを飲んでは、もうもうと湯気を上げている鳥の水炊きを食べていた。
そんな私は彼に比べればずーっと恵まれているが、それでも、幸せだなどと感じたことはほとんどない。

昨夜、幼馴染のKという男と酒を酌み交わした。
彼は裕福な家の生まれだが、母が早く亡くなり男親の元で育った。
その父親は商売の関係で子供の躾どころではなかったようだ。
さらには元来が無精者のK。
風呂に入るのは気のむいたときだけで、髪は伸び放題。服は着たきり雀で袖口など黒ずんだりしてることも。
そういうことを何度か注意したことはあるが、相も変わらず馬耳東風の彼。
その彼には何度か世話になった経緯もあり、彼が失業したときには仕事を世話したり旅に連れ立ったこともある。
その彼の主食といえばカップ麺だ。
彼は10年ほど前から実家を離れ独り住まいしている。その当時のアパートではガス台もなく、カップ麺といえどもコンビニで湯を入れ、帰ってから食べるといった生活だった。
今ではグレードアップ?したのかアパートにはガス台があるという。だが、ストーブはないので布団に包まって寒さを凌いでいるらしい。

その彼に昨夜、私が図書館で吉幾三のCDを借りまくって聞いていると言い、今度はちあきなおみのを聞きたいと続けた。
すると、彼が彼女のことを絶賛し始めたのである。
特に「黄昏のビギン」がいいという。
この曲は水原弘が歌ったもので、私も好きな歌だ。
ちあきなおみという歌手は元々進駐軍でジャズを歌ってたこともあり、歌謡曲というよりもジャズやシャンソンなどを得意としてたようだ。それどころか、ポルトガルのファドなどもこなす特異の歌い手だ。

私はこのところ齢を重ねる毎に演歌を聴くことが多くなり、日本人の源流を遡っているんだなと実感してると、Kに言った。
彼もそうだと頷く。
だからこそ「三丁目の夕日」を見ては涙を流し、マンネリといわれながらも47作も続いた「男はつらいよ」を見ては笑い転げてきたに違いないとも。

立派な?ワンルームで暮らすK。
厳寒の中でのテント生活のホームレス。
持ち家ながら古住まいの私。

三者三様の冬もそろそろ終わり、春を迎えようとしている。
それぞれの春がどういうものになるのか?
それは個人の頑張り次第といったところだろうか・・・

ただいま、2:10で、残すところ3時間。
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8 邂逅 
 
 美咲は久しぶりに由乃を訪ねた。
 痩せてはいるが元気そうな姉の姿を見てほっとしている。
「いつまでも仕事してないで、もう辞めればいいのに。年金だって貰えるんでしょう」
 由乃自身そろそろ辞めようかと思い、年末に会社へ退社願いを出した。後任が見つかり次第辞めてもいいということになったが、パートの応募に来た者がなかなか定着しないので、仕方なく続けてる状態だった。
「お姉さんも結婚してから苦労しっぱなしだったし、ここらでゆっくりしたほうがいいわ。春樹だって今はお金入れてくれてるっていうし」
「春樹の仕事もね、あったりなかったりなんだよ。でも、少ないながらに生活費はくれるから。それと年金合わせればなんとかやっていけそうだけど」
「あれも高校でぐれちゃって大変だったでしょう」
「ぐれたっていうことじゃないんだよ。自分のやりたいことと進路の違いっていうか。そういうのに嫌気がさしたんだろうね。うちの人は春樹のことを思ってのことだけど、春樹にはそれが分からなかった。それで私が間に立って色々苦心したけど、結局、躾がなってないってことで散々、私のことを罵った。それを見た春樹が夫のことを殴って・・・。後は美咲も知っての通り。でも、春樹が働かないっていうことはないんだよ。景気に左右される仕事だなんて、私には分からなかったけど、ペンキ屋っていうのはそれだけじゃなく、競争も激しいらしいのよ。それを何で仕事に行かないんだって聞いても、あの子は仕事がないんだからしょうがないだろうっていうだけで、詳しくいわないもんだから。それを、私が実家で愚痴ったもんだから、あんたにも春樹のことを悪く思わせてしまっただけのことなんだよ」
 そのことは美咲も知っていたが、それでも顔をあわせても挨拶も碌にしない春樹をいいようには思えなかった。
「それだってサラ金から借金しまくって、挙句には自己破産したんでしょう。それで姉さんに無心してたじゃない」
 
 職人というのはサラリーマンと違い、よほど手広く仕事をやっている会社でなければ決まったベースアップなど稀なことだろう。親方の気持ちしだいで手間が決まってしまう。バブルがはじけて仕事量自体も激減したところに、手間賃は上がるどころか下がるいっぽうなので、経営者側としても非常に厳しい状態だ。1ヶ月のうち半月も仕事があればましなほうで、開店休業といったペンキ屋はざらなのだ。
 高校中退では希望の仕事に就けなかったし、せっかく手に職をつけた塗装職人として身を立てていこうとしている息子のジレンマが分かると、朝っぱらから酒を飲んで寝転んでいる息子を責め続けた由乃は、自責の念に駆られたこともある。
 
 そんな経緯を聞かされた美咲だが、仕事がきれるんだったら他のペンキ屋と掛け持ちでもすればいいのにと思うが、現実はそれほどうまくはいかない。彼女が思う前に、春樹とて馬鹿ではないのだから当然の如く仲間にそれなりの対処はしていたのである。
 何はともあれ姉が元気でいることで安心した美咲は、温泉でも行こうといった。
「お姉さんが好きなところでいいから。行きたいところあるでしょう」
「温泉ねー。先月は蓼科へ行ってきたばかりだし。でも、雪見の露天風呂はよかったよー。何年かぶりにビール飲んで、ご機嫌だったわ」
 嬉しそうにいう由乃の顔は微笑んでいた。
 美咲は行き場所が決まったら連絡してといい、姉に3万円を小遣いにしてと手渡して帰った。
 
 春樹は山岳部の同好会に入り、冬山の訓練を積んだ。
 富士山で雪上訓練をした時、春樹の素質に目を止めた男が彼の粗暴さを注意したことがある。いくら技術が巧くても、言葉遣いが悪かったり人間的に未熟だと、一緒に山へ行こうと誰も誘ってはくれないだろうと。
 同好会とはいえ、生命の危険を伴う登山は人との信頼関係がなければ団体行動はできない。
 そういうことで、春樹は言葉遣いは勿論普段の言動にも気遣うように変わっていった。
 
 瀧子は本格的な温泉サイトを立ち上げた。
 趣味だけではなく事業としてやる以上、訪問者を増やさなければならない。その為にSEO対策も万全にした。
湯治をメインとした「湯らり湯ったり湯気のなか 湯治場温泉 夢見旅館」の初日の訪問者数は3千人弱だったが、その後は尻上りに増え、1ヵ月後にはコンスタントに1万以上のヒットを続けた。
サイトのタイトルに夢見旅館とあるが、これはサイト自身を旅館に見立てているだけのことで、「夢見」が人の気持ちを惹きつけるキーワードになっているのか、あらゆる分野からの訪問者があった。
ネットで或る言葉を検索にかけた時、思わぬところに行ってしまうのはよくあることで、夢見がどうして湯治や温泉に繋がってしまうのか訪問者は戸惑うだろう。だが、温泉なら行きたいしちょっと見てみようと、本来の検索を忘れて立ち寄ってしまう。
構成内容は温泉に入る意義とその効能。レポーターが実際に足を運んだ温泉宿の紹介。レポーターの呟きなどを毎日写真やイラスト入りで紹介するコーナー。全国各地の特産品や飲食店の紹介。それに瀧子自身のエッセイなど、多岐に亘ってのブログ形式だった。
そのブログを、湯治宿だけでなく一般の温泉宿や飲食店などの広告収入と予約料で賄うにはまだまだ時間がかかるが、瀧子の当初の目的は達せられているようだった。
 
春樹の自分に対する所作が変わってきたことに、由乃は驚きを隠せなかった。
「何かあったのかい?」
「何かって?」
「だって、急に優しくなったし」
「今までがおかしかっただけじゃないのかな。お袋には心配かけてきたから、少しは親孝行しなきゃいけないし」
「親孝行なんていいんだよ。春樹が独り立ちしてくれれば、それだけでいいんだから」
 春樹自身独り立ちしてるつもりでも、給料前には金が足りないといっては5千円貸してくれないかといったりしていた。それを由乃は親に甘えていると思うのだった。
「三村さんのところが暇なんで、今度違うところに行く。山岳会の人で工務店やってるのがいて、そこでペンキ屋が辞めたばかりだっていうから」
「そうかい。いろんな人と付き合って幅を広げるのはいいことだし、母さんは賛成だよ」
 しばらく禁酒していた春樹だが、鍋料理を肴に熱燗を飲みながらいった。
「これ。三村さんが退職金だってくれた。これで温泉でも行ってくればいいよ」
 1年もいなかったが、春樹の腕を見込んでいた三村は申し訳ないといい20万円を手渡していた。
「いいよ。それはあんたが使えばいい。母さんにだって貯金ぐらいあるし。それより、明日で仕事辞めることになったよ。それで美咲と温泉に行こうって誘われてるんだけど、どこかいいとこ知らないかい?」
 これまで仕事がきれると、春樹は気のむくまま旅に出ることがあった。温泉など興味がなかったが、山へ行くようになってから、下山後に風呂に入ることは最大の楽しみになっていた。槍ヶ岳の帰りに泊まった茅葺屋根の温泉宿を思い出し、彼はそのことを話した。
 由乃が酒を注ごうとすると、春樹はグラスを両手で持った。
「なんだい。親子なんだからそんな他人行儀じゃなくていいんだよ」
 春樹は自然とそういう作法が身についているようだった。
「これも山のおかげかな」
「いい山岳会に入ったもんだね。そういえば去年の暮れ蓼科へ行った時、山から降りてきたばかりだっていう若い女性2人と話がはずんでね・・・」
 由乃は瀧子が撮ってくれたその時の写真を春樹に見せた。それを見た春樹が驚いた。
「この女性は綺麗だったよ。春樹もそろそろ結婚を考えないとねー」
 由乃が見せた写真には長田由紀と潤が写っている。
「この女性。覚えてないの?」
「え?」
「俺が入院した時見舞いに来てくれただろう。彼女はお袋と入れ違いだったから、顔をよく見てなかったのかも」
 そういわれた由乃は、食事のときに由紀が自分の顔を何度か見詰めていたことを思い出した。
「それで、私の顔を見てたのかねー」
「ま、お互いにちゃんと話したことないから記憶が曖昧になってたんじゃないの。それはいいけど、木瓜ないでほしいもんだね」
「そうだといいけど。そのためにもブログやってるし」
「何書いてるか知らないけど、あまり無理しないほうがいい。目も悪くなるし」
 春樹は由乃の体を気遣っていった。
 
 春樹が所属する山岳会ブロッケンは1月の山行に、谷川岳の展望台でもあり急峻な尾根登りで有名な白毛門を選んだ。
 たっぷりと水分を含んだ雪のラッセルは想像以上に困難を伴い、29歳の春樹でもかなり堪えるものだった。それでも何くれとなく皆が指導してくれるので、春樹は弱音を吐かなかった。その帰りには皆で恒例の温泉に浸かった。
「かなり慣れてきたようだね。このぶんだと来年はアイスクライミングに挑戦できるんじゃないかな」
 そういうのは春樹に仕事をさせている大沢岳雄だった。
「今は他の山岳会員になってるけど、一応名誉顧問という肩書きの長田由紀さんていう女性がいてね。彼女のクライミングは素晴らしいんだ。的確なルートファインディングと強靭な体力は男も顔負けだよ」
「らしいですね。今年はチョモランマの遠征隊にも選ばれたとか」
「よく知ってるね。それで山は引退して結婚するらしい。山岳会から脱退したからって、山は行くだろうな。一度山の味を知ったら、辞められるわけないから」
「でしょうね」
 春樹は由紀を個人的に知っていることを伏せながらいった。
「今夜は彼女がOBとして此処に来る。年末に行った北鎌尾根のスライドを見せてくれるらしい」
 
 この夜、春樹は食事を終えると広間に集まった皆に資料を配ったり、新人としての役割をこなしていた。準備が整うと、皆は由紀の登場を待つばかりとなった。
 雪焼けした由紀が部屋に入ってくると12名の会員がいっせいに拍手で迎えた。
「お正月は過ぎましたが、今年初めてお会いしますね。皆さん、明けましておめでとうございます」
 由紀は会長から聞いていた村井春樹を一瞥した後、スライドの映像を説明していった。
「私としては5回目の積雪期の北鎌尾根で、夏よりは楽な気がします。ただ、ルートを見誤るととんでもないことになるので、その点は十分留意して頂きたいですね。技術に溺れることなく、体力を過信しない。そうすれば、山が裏切ることはないですから」
 由紀はスライドをケースに戻すと、会長の勧めで車座の中に入った。
「ご無沙汰してるけど、一人前の山男になりそうね」
 由紀が春樹にいうと、大沢は春樹の顔を見た。
「知ってるのか?」
「えー。雲取へ一緒に行ったことがあります」
「あの時は悪かったわね、置いてきぼりにして」
 春樹は自分こそ悪かったと非礼を詫びた。
「遠征隊の参加。頑張って下さい」
「有難う。お母さんがあなたが安達太良に行ってるといってたけど、心配かけないようにね」
 由紀はやはり母のことに気づいていたのだと、春樹は知った。
「あの時長田さんと一緒にいた潤は、僕の彼女ですよ」
これには由紀が吃驚させられた。
「彼女が4月から私の部下になるけど、その時、私は日本にはいないわ。あなたがしっかりリードしてあげなきゃ」
 春樹は由紀にビールを注いだ。由紀は春樹に返杯した。
「単独もいいけど、パーティーの素晴らしさもいいものよ。それは山だけでなく、人生でも同じだと思うわ」
 
 由乃は瀧子に頼んで春樹が教えてくれた宿の手配を頼み、合掌造りの温泉宿にいた。風呂は別棟に内風呂と露天風呂があり、雪野面の彼方には山並みが見える。その風呂から上がれば日本海の鰤や鱈など新鮮な魚料理を食べ、2人は熱燗でほろ酔い気分になっている。
「こないだ春樹が携帯電話を買ってくれてね、なんでもないことをメールで送ってくるんだよ」
「へー。あの子も変わったものね」
「気味が悪いぐらい変わったもんだよ」
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山が好きな私にとって、その魅力は何かと問われても答えようがない。
野暮なこと聞くなよといいたくなってしまう。
と同時に、聞いた相手に一緒に行こうよともいうだろう。

そんな私の山に対する思いを「俺29男だよ」のパート7で吐露していますが、うまく伝わっているでしょうか・・・
眠れぬ真夜中に書いていましたがいつしか睡魔に襲われ、朦朧とした状態でなんとか締めくくりました。

それにしても、結末をどうするか?
色々アイデアはあるんですが、一章ごとに書いてはアップするブログでの連載は初めてだし、やり直しできないという点で、下手なことができないのが辛いです。

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7 憧憬の山 
 
 春樹は仕事がなくいらついていた。
 親方の三村としても春樹に逃げられては困るので、12月の給料は12日分の賃金の他に10万円を餅代として上乗せして払った。
「来月も暇だとは思うけど、そのときは別に払うから辞めるなよ」
「しょうがないな・・・。正月には早いし、クリスマスは山でも行くか」
 春樹は今月だけでも3回も山に行っていた。
 南アルプスの前衛峰である日向山や燕頭山など、暇さえあれば雪山がどういうものだかを知るために登っていた。
 
 潤もまた由紀と行ったスノーハイキングで自信をつけ、独自に山とは何かということをネットや本で調べ始めていた。春樹を驚かすために、1人で雲取山へ行ったりもしていた。
 
 山へ行ったことのない人間にしてみれば、何が2人をそうまで駆り立てるのか理解できないだろう。
 マラソンランナーがランニングハイという現象に陥るというか、そのときの快感がなんともいえないとはよく聞く。
 それと同様、何事もやってみなければ分からない魅力があるのだろう。
 ちなみに作者の私など、15の春に軽井沢東方の鼻曲り山へ行き、膝まで潜る雪と悪戦苦闘したことがある。碌なウエアーもなく、キルティングのスノーブーツはずぶ濡れで足の指は凍傷になるのではないかという恐怖に晒された。それでも八ヶ岳の勇姿には心踊らされ、いつかは登ってやろうと思った。
それが山に取り憑かれたきっかけだと思っている。
 
 春樹は潤にもいわずクリスマスイブの日に八ヶ岳山麓の原村に来ていた。
 雲ひとつない晴天で底抜けの青空は眩しった。目指すは阿弥陀岳南稜だが、無理はしないと決めていた。安達太良山にしてもそうだったが、行けるところまで行けばいい。今の自分が無理をすれば遭難することは分かりきっているからで、その判断は間違っていない。
 車から大きなザックを取り出し登山道を30分ほど歩くと、雑木林は白一色の中に埋もれていた。雪は膝近くまであり先人が残した足跡通りに、春樹は歩を進めていく。阿弥陀と赤岳が目の前に迫ったのは立場岳に着いた時だった。
 吐息で曇るサングラスをはずせば、ザラメ状の雪が太陽を浴びた物凄い反射で目が開けられないほどだった。
 そんなところでインスタントラーメンが煮える間、春樹は由紀のことを考えていた。だが、雲取山で自分を置き去りにした女など糞喰らえだとばかりに、春樹は自分でも分からずに丸めた雪を投げつけた。
 立場岳から先は緩やかな尾根だが吹き溜まりでラッセルに苦労する。
 雪を膝で固めながら少しずつ進むが、一向に距離がはかどらない。10m前進するのに10分以上かかり、汗だくになった。そのうち体力もなくなり、これが限界だと悟り雪庇を避けたところでテントを張った。
 食欲はないが、渇いた喉はビールを欲した。
 さっき食べたラーメンはとっくに消化され、冷え切ったビールだけでは胃が痛くなり、アーモンドを齧る。
 徐々に西に傾く太陽が雲に隠れ始めると、外気でいっきに汗が冷やされ身体が凍りつきそうになってくる。テントの中で急いで着替えるが、下着を脱ぐと全身に鳥肌が立っていた。雪を溶かした湯を2つのテルモスに入れ、それを湯たんぽ代わりにしてシュラフに包まり、熱燗を飲む。煙草を吸えばテントの中は煙が充満し、なかなか通風孔から出て行かない。寒さには勝てず仕方なく通風孔を閉じた。日はあっという間に傾き、ランタンを灯した。その小さな温もりさえ、今の自分にとっては最大の友のように思えた。空腹のまま寝たのでは凍死するかも知れないと思い、仕方なくテントの外で沸かした湯にレトルトのカレーを放り込み、餓鬼のように貪ると、いっきに睡魔に襲われた。鍋の湯はそのまま蓋をし、それを脱ぎ捨てた下着に包んで両手足を暖めているうちに意識が朦朧となってきた。
 
 そんな春樹の姿を容易に想像できる由乃は、それでも自分の思いをキーボードで打ち込んでいる。
 
 息子の春樹はとてもいい子で、小さいときは私が面倒を見なくても部屋の隅で丸くなってよく寝ていた。愚図ることなど一切ありませんでした。
 私はそんな息子が可愛いと思いましたが、なぜか彼が乳房をまさぐるのが嫌いでした。それで、彼とのスキンシップがあまりなかったのです。それが後々に、息子との葛藤になっていくとは想像がつきませんでした。
 百獣の王ライオンは子供を谷に突き落とすといいますが、私にはそんな思いはなく、ただ、乳房を触られるのが異常に嫌だっただけなのですが・・・
 
 潤は久しぶりにサークル仲間の男と会い、誘われるままホテルに入った。
 春樹によって女の歓びを知らされたものの、このところ彼女自身卒論に追われたり、彼から連絡もあまりないこともあってのことだった。
 春樹とは違う愛撫に興奮を覚え、潤は恥らうことなく声をあげた。
 そんな自分が嫌になり、彼女は男を跳ね除けて服を着た。
「ごめん。あたし、好きな人がいるの」
 
 カモシカだろうか?キーンという啼き声で目を覚ました春樹は時計を見た。
 5時だった。急な尾根を登るには、一刻の猶予もないと思った春樹は荷物を整理した。氷になっている鍋の水を火にかけ、アルファ米の親子丼を食べるとすぐに出発した。
 昨夜の寒さとは打って変わり無風状態で暖かい尾根だが、相変わらずラッセルを強いられた。ところどころ岩肌が露出している急峻な尾根道を、慎重にアイゼンを効かせピッケルを併用して歩を進める。パイプ足場の上を歩く要領で、一歩でも踏み外せば大怪我をするといった思いで、徐々に高度を稼ぐ。そういう歩みでなんとか阿弥陀岳に着いたのは昼前だった。ベテランなら3時間ほどの行程だろうが、冬山が初めてで誰から教わることのない春樹にしたら倍以上かかっても当然のことだろう。
 眼前に迫る赤岳は神々しさを感じる。
 だが、春樹は赤岳を諦めいっきに行者小屋へ降った。
 肩で息をする春樹を迎えた小屋番はどこからと聞いた。
「立場から」
「それはお疲れ様。少し混んでるけど」
 小屋番の男はそういいながら春樹を案内した。
「ほらー。まだ2時だっていうのに飲んだくれてんじゃないよ。まったく、クリスマスだからって山に登りもしないで飲んでばかりだからな」
 春樹は案内されたところでそのまま布団に倒れこんだ。
「南稜つめてきたんだってよ。静かに寝かせてやってよ」
「へー。たいしたもんだね」
 
 お疲れ様。無理した甲斐があったわね。でも、頑張るのもほどほどにしないと、痛い目に遭うわよ。
 
 そんことをいう由紀の顔ではっと目を開ける春樹だった。
 夢はすぐに忘れ、食堂に行った。
「どうぞ。今日はクリスマスなんでバイキングらしい」
 春樹は眠い目をこすりながら注がれたビールを飲み干した。
「南稜はきつかったでしょう?」
「ですね。2日かかったけど、何とか」
「上等じゃないの。雲取のときより、成長したようだね」
 春樹が隣の男を見つめた。
「思い出したかな?」
 吸殻を拾い上げ春樹に手渡し、山は逃げないからなといった男だった。
「彼女はどうしてる?」
 二の句が接げない春樹はよけい不機嫌になっている。
「それっきりですね」
「長田由紀さんは、確か来年のチョモランマの遠征隊に加わったんじゃないかな。女だけど勇猛果敢さは男に引けをとらない。山なんか行かなくても、彼女ならもっと別の人生があるだろうに・・・。成功することは祈ってるけどね」
 由紀がそんな有名な登山家だということに、春樹は衝撃を受けた。
「山っていうのは魔物だね。私みたいな老いぼれが、なけなしの年金をはたいてでも来るんだから」
 今朝春樹が仰ぎ見た阿弥陀岳は黄金色に輝いていた。それが刻一刻と色を変えていく。その美しいモルゲンロート現象を、彼はラッセルの合間に見ていた。
 誰を頼るわけでもなく、何もかも独学で入った冬山の厳しさに圧倒されるものの、荘厳なその光景を拝めただけでも、彼の無謀な山行は大いに意味があっただろう。
 
 由紀は風吹の北鎌尾根でビバークをしていた。
 パートナーは復縁したばかりの梶山三郎で、吹き荒れる雪の中でも心強かった。
 
 潤はネットで冬山の画像を飽きることなく見つめている。
 
 冬山のシーズンは開けたばかりだった。
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6 他生の縁 
 
 由乃のブログ「6文銭を用意しておこう」は、冥土に行くときに必要とされる金のことをタイトルにしてある。
70前に脳血栓で倒れ、幸いにも後遺症もなく生きながらえてる日々のことを綴ってきたが、最近は自分史の編纂に本格的に取り組んでいた。それを今度は連載小説としてブログに投稿し始めた。
生い立ちから結婚、そして離婚後は息子との葛藤。それらを小説というよりは、独白という形で載せている。
そのブログを更新するときは自宅ではなく、図書館でやっていた。ちょっとしたことはネットで十分だが、昔の人間というのはネットよりはきちんとした文献のほうのが信頼がおけるのだろう。
そのブログの更新で時間を割いているため、このところ由乃は春樹の弁当や夕食をつくれないことが多い。
「春樹。今夜何か食べたいものあるかい?」
「いいよ。自分でつくるから」
「悪いね。ここんと頃ちょっとやらなきゃいけないことが多くて」
「仕事も暇だし、別にいいよ」
「また、暇になったの?困るね」
「そんなこといったってしょうがないだろ。文句あんなら馬鹿な政治家にいえよ」
 春樹はこれまで何回か仕事先を変えてはいるが、一貫して塗装会社ばかりに従事してきた。それは彼の自己都合で辞めたわけではなく、仕事がないので必然的なことなのだ。
なぜ仕事がないのか?
それを春樹にいわせれば、新建材を多用した住宅が増え、塗装自体の仕事量が激減した。天然木材を使用する従来の建築だと、火災が起きたときに近隣に飛び火してしまう。それを防ぐために建築法では極力耐火材を使用するように定めている。そればかりでなく、外壁のモルタルは塗装の必要がないタイルやサイディングが主流になりつつある。
昔なら、窓枠や建具などすべて刷毛塗りだったが、アルミサッシュやフラッシュドアのよう合成樹脂を施した化粧板に取って代わられている。上がり框や床柱は勿論、板の間さえないのがごく普通の建築事情だ。
そういう現状の塗装業で忙しいのは大手ゼネコンなどの下請けをしているところだろう。春樹はそういう現場の仕事を専門にしているところへ1度行ったことがあるが、2度としたくないと思った。
だから、暇になれば、他の一般住宅をやっているペンキ屋を渡り歩いてきた。だが、今回暇だといっても、親方の三村は仲間との繋がりもあれば、自ら店のホームページを公開してることもあり、春樹としては楽観視していた。
「心配すんなって。金だってちゃんと入れてるし、自分のやりたいことやってりゃいいよ」
「そうかい。じゃ、仕事行くからね」
「あー」
 由乃が出て行くと、春樹は朝からビールを飲んだ。
 仕事がないとはいえ、1日出れば15000円を稼ぐ職人だ。今月だって、20日近くの出面がある。暇なときは身体を休める意味で、寝起きにビールを飲んだところで罰はあたらないだろう。
 そんなことを思いながら、春樹は潤に電話をかけている。
「何やってんだい?」
「今起きたのよ。この電話で」
「そっか。起こして悪かったな」
「別に。もう起きないといけない時間だし」
「それより、こないだ金峰山行ったときのやつ、アップしといたよ。潤のは目線なしでそのまま晒してやった」
「えー。駄目だって。削除してよ」
「可愛く撮れてるからいいだろ」
「もー。勝手なんだから」
そういいながらも、潤はマウスを動かしながらブログにアクセスしている。
「おー。なかなかいいねー」
「だろ。本当はヌードのっけたいけどな」
「馬鹿なこといってるよ。あのさー。さっき、村井さんの夢見たよ」
「どんなやつだか当てようか?エッチしてるときのだろ?」
「もー。そんなんじゃないの。一緒に槍ヶ岳に登ってるやつだって」
「へー。おりゃまた、子供でもできたのかと思ったよ」
 潤は妊娠してないかという不安はあったが、まったくないので安心してるところだった。
「それより、あたし就職決まったよ」
 出版社に内定していたが、製品のロゴなどをデザインする会社に決まったのだ。
「貿易会社のクライアントが多いから、あたしのデザインが利用されたら世界的に有名になるかもね」
「寝言は寝てからいってくれよ」
 そんな他愛のない話を終えた潤は、就職先の担当者と昼食をする予定があった。
 
 すらっとした美人で長田由紀と名乗る女性に、潤は同姓でも憧れを持てそうな彼女に親しみをこめて挨拶した。
「課長があなたがこの会社でやっていけるかどうか、少し案内してっていうことなの。ざっと見回してきた感じはどうだでした?」
「頑張ります」
「そう。じゃ、課長にもそう報告するわね」
「宜しくお願いします」
「そんなに肩肘張らなくていいのよ。あなたは多分デザイン専門の仕事になるけど、こないだ提出してもらったロゴ。あれは山だったわね」
「はい。最近ちょっと登り始めたばかりだけど、山っていいなーって思ったので」
「そう。私も山にはよく行くわ。お友達になれそうね」
「え?そうなんですか?」
「私が友達じゃ嫌かしら?」
「いや。そうじゃなく。山に登るんですか?」
「そうよ。そのために仕事してるようなものだし」
「へー。長田さんみたいな綺麗な人が山に行くんですか・・・」
「綺麗かどうかは別として、山が恋人かな・・・。今度の週末は八ヶ岳に行くし」
「いいですねー。もう、雪降ってるんでしょう?冬山なんてロマンチックだなー」
「一緒に行ってみる?スノーハイクだから、冬山のウエアーさえあればOKだし」
「いいんですか?」
「いいわよ」
 由紀はにっこり微笑み、携帯の電話番号を潤に教えた。
 
 瀧子は久しぶりに温泉へ足を運んでいた。それも由乃と一緒だった。
「ずーっと社員の人たちの集めた資料と首っ引きで、肩が凝って凄いの」
「やる気満々でいいじゃないの」
 2ヶ月ぶりに会う瀧子は太ってはいたが、顔に生気が溢れていた。
 瀧子のことをそう思う由乃は相変わらず痩せてはいるが、こちらも笑顔が耐えない。
「雪見の露天風呂なんて、想像したこともなかった。長生きするものね」
「まだ70じゃないですか。これからだって」
「若いあなたはそういうけど、この年になるとあっちこっち痛むところはあるし。病気のデパートみたいなものね、私は」
「だから、うちに来てっていってるのに、村井さんは強情なんだから」
「動けるうちは動きたいのよ。そうでもしないと、どんどん弱っていきそうでね」
「はいはい。2度とうちに来てとはいいませんから」
 2人は顔を見合わせて笑った。
 夕食は大広間で他の客と一緒だが、瀧子と由乃のほかにいるのは若い女性2人だけだった。それぞれがテーブルにつく前に軽い会釈をした。
「いいお風呂でしたね」
「はい。山から降りてきたばかりなんで、最高にいいお湯でした」
「それはお疲れ様でしたね」
 潤は痩せぎすな年配の女性にビールを勧めた。
「あら。これはどうも有難う。めったに飲まないんだけど、頂きますか」
 由乃は何十年ぶりかに飲むビールの味わいに、舌鼓した。
「美味しいわねー」
 由乃は若い娘2人に自分たちのビールを注いでやった。
「他生触れ合うも袖の縁とはこういうことかしらね。知らない者同士がこうして挨拶から飲み交わす。平和でいい国です。日本は」
 仕事場では何かと仲間と話す由乃だが、それ以外では他人と会話する時間はあなりなかった。買い物先や図書館では顔馴染みと挨拶がてらに話すものの、まったくの初対面で酒を酌み交わすのは、こうした温泉で心身ともにリラックスしているからこそだった。
「大丈夫ですか?村井さん。忘年会でも飲まないのに、今日はご機嫌なのかしら」
「心配要らないわ。これ以上は飲みませんから」
 潤と由紀はそれを聞き、無理に酌をしなかった。
「うちの息子も、こういうお嬢さんと結婚してくれればいいんだけどね。あの子も、今は智恵子抄で有名な何とかっていう山に行ってるらしいのよ」
「安達太良山ですね」
「そうそう。そこに行くって出て行ったわ。冬山なんて初めてなのに、平気なのかどうか心配だけど、私がいっても聞かない子だし」
「それは心配でしょうね」
 安達太良山は突風が吹くことで有名なところだった。だが、年老いた母親にそれをいうのは不安を煽るだけなので、由紀はそれ以上山のことを口にはしなかった。
 真っ赤な顔をしているが若い娘たちと歓談して嬉しそうな由乃を、瀧子はデジカメに収めた。
 
 春樹は岳温泉でのんびりしていた。
 こんなところにお袋も行ってるんだろうな。俺も親孝行しなきゃいけない齢だけど・・・
 そんなことを思っているところに潤からメールがあった。
 スノーハイキングで北八ヶ岳から渋温泉に下ったことが、画像つきで届いた。その画像を開いてみると見覚えのある顔があり、春樹は跳ね起きた。
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今朝は3時に起きてしまったスマイル
ま、昨夜は9時に寝たんで6時間も寝れば上等ですねあべ

昨日までのテンプレートはあまりにもシンプルすぎるので、少し変化をつけようってことであれこれ探して3カラムにしました。
それも黒系統のフォントカラーばかりなので、ちょっとカラフルにしてみました。

小説がメインなのでシンプルがベストだとは思いますが、浮気者なんで・・・ハート
で、このようなテンプレートになりました。

探してから変更するのに2時間ばかりかかったんですが、その間にアクセスが100も増えてるアンパンマン
始めたばかりのブログなんで、1日に2〜40ぐらいなのに、何でーって感じです。

テンプレートの変更のおかげ?
それとも、まさかこの自作小説が面白いから?


ま、こんなブログですが、読んでいただければ有難いですねニコニコ

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